知っ得情報

Q1．ジェネリック医薬品（後発医薬品）とは？

製薬メーカーは新しい薬を研究開発し「新薬｣として発売します。発売された「新薬｣は約20年の間、特許に守られ､開発した製薬メーカーがその薬を製造販売することができます。これが先発医薬品です。この20年間の特許期間が切れると､他の製薬メーカーも｢添加物･製造工程･剤形｣などに違いがありますが、同じ成分､同じ効果のお薬を製造できるようになります。これがジェネリック医薬品（後発医薬品）です。

Q2．ジェネリック医薬品の効きめ、品質は？

ジェネリック医薬品は､すでに先発医薬品と同じ成分で有効性と安全性が認められて発売されています。また、ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ速さ、同じ量で、薬の成分が血液中に入っていくかどうかを調べる試験（生物学的同等性試験）を経て発売されていますので、個人差はありますが、先発医薬品とほぼ同じ効果が期待できます。ジェネリック医薬品も新薬と同様に、品質や安全性の規定を守って製造販売されています。さらに従来のジェネリック医薬品の品質を確保するために、品質の再評価も実施されています。

Q3．ジェネリック医薬品はどのくらい安いの？

ジェネリック医薬品は、先発医薬品の２割安いものから８割安いものまでありますが、実際に薬局で支払う金額が必ずしもその割合になるわけではありません。薬局で支払う金額の内訳を簡単に言うと「技術料や指導料」と「薬剤料」が一緒になっています。その中で安くなるのは「薬剤料」の部分だけになりますので、どのくらい安くなるかはかかりつけ薬局にご相談ください。